栄養士とは？どんな仕事をしているの？

みなさんにとって「栄養士」とはどんなイメージでしょうか？
「給食のおばちゃん」、「ご飯を作っている人」などのイメージを持っている方が多いと思います。
栄養士の仕事ってそれだけでは無いのです。

今回は栄養士の仕事内容や実際にどんな仕事をしていたかを書いていきたいと思います。

栄養士の仕事に興味がある方や栄養士養成校の方はぜひ読んで、「そうなんだ〜」と参考にしていただければ幸いです。

私自身、病院の栄養士として働いていたので病院栄養士の業務がメインになります。

栄養士ってどんな仕事をしているの？

栄養士は病院や施設、保育園、学校の食事を作ることはもちろん、献立を考えたり、食事を作るために必要なものの発注を行うのも仕事の一つです。
また、健康な個人、集団に対しては栄養指導も行うことができます。
→ただ、管理栄養士がいる今は日々の食事を作ることがメインになっていることも事実です。

実際働いていた時は何してたの？

①厨房での調理業務
業務の８割が調理の仕事でした。こういう話をすると「調理員と同じじゃん」と思う方が多いと思います。しかし、この調理業務は栄養士にとって大切な業務です。

栄養士は献立作成を任されることもあります。そんな時に厨房業務を経験していると献立内容の彩りや見た目のボリュームなど適正量などが分かるようになります。
この彩りって結構大事なんです。自分でいざ立ててみた献立が全体的に暗い・・・なんて事も。

また、この献立の組み合わせによっては厨房の人が大変になるな・・なんて事もわかるようになります。（スチコン料理が被って忙しい、下処理での切り込みが多すぎるなど）

こういったことに繋がるため、調理業務って大切なんですよ。調理業務が苦手、嫌だなと感じている方も多いと思いますが、調理業務を経験しながら今日の献立は彩りが良くて素敵だな、私だったらこういう献立取り入れたいななど日々考えながら作ってみるのもいいと思います。

②食事アンケートの作成
患者様に配る食事アンケートの作成も行なっていました。日頃の食事はどうか、リクエスト料理はあるかなどを聞き取りをします。
実際に聞き取りをしてみると普段の食事についてどう感じているかなど知る事ができます。
栄養士としては実際に患者様と関われる貴重な機会でした！

③帳簿類の作成・簡単な事務作業
毎月使用する帳簿類の作成やイベント食のお知らせカードなどを作る仕事もしていました。
パソコンが苦手でも前年度のひながたがあったので時間をかけずに作成する事ができました。

④献立作成
回数は少なかったですが、献立作成も行っていました。
基本的には前年度の献立やサイクル献立ではありましたが、そこから制限食への展開などが大変でした。
栄養士の腕の見せどころでもある献立作成はやりがいもあり、楽しかったです。

実際栄養士として働いてみてどうだった？

近年、SNSの発達によって度々栄養士の待遇や給与面でマイナスな発信がされがちな栄養士。
養成校に通っている方や栄養士になりたいなと思っている方にとって不安な事も多いと思います。
みなさんがマイナスの発信していることは、嘘ではなく、リアルであることは事実です。
それを踏まえても栄養士は素敵な職だと思います。

私は実際働いてみて楽しかったです！
厨房でバリバリ調理をして、患者様に食事が運ばれてそれを食べてくれる喜びや献立作成の力が身に付いてくる嬉しさなど日々感じながら働く事ができました！
マイナスな面がよく表にでがちな職業ではありますが、それでも好きなのでまた栄養士の仕事をバリバリしたいと考えています！